副産物

1号さんが天然で、たあいなくておちのない、妄想

 ◇

「雪はオレの叔父か?」
「はっ?!」
「怪生物を作った科学者は親みたいなものだって話を聞いた」
「作ったって何だ? おまえ人間の親がいただろう!」
「蘇生か、だからシキが…」
「1号、勘違いしてるようだが、おまえを蘇生させたのは兄さんじゃねえ、母さんだ」
「じゃあ雪とは兄弟になるのか」
「おまえが俺の兄貴だって!? 冗談じゃねえ、俺の兄さんは兄さんだけだ!」
「だめか……そうだったら良かったのにな」
「なんでそんなもんになりたがるのか、おまえの気が知れねえよ。それに兄弟だとしたら、片や被験者で片や自由の身だなんて不公平過ぎるだろ」
「うー…ん……でも今は自由だから構わないぞ」
「そんなこと言ったらさ、母さんや兄さんに作られた怪生物達みーんなおまえの親類兄弟だぜ。研究所に山程いるし、野良の奴なんか釣って食ってるだろ、いいのかー? 同族食いだぜ」
「魚達のことだよな、あいつらはオレとは違う。人と獣と鳥と虫くらい違うから問題無い」
「フーン……まぁ確かに、おまえみたいな人間・怪生物融合体なんて他にいないから固有性はあるわな。だったら俺とお前だって全然違うし関係ねえだろ」
「そんなにいやなのか」
「嫌とかいいとかって話じゃない、違うって言ってるだけだ」

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